モリの洞窟
モリエールの妄想の洞窟へようこそ
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レジスタンスの本拠地を探して潜入調査をしているヨシムネくんに、何かあれば対処できるようスタンバイ中のナルシスと、それと知らずに往来を行くレジスタンスたち。
という感じに、好みの古壁画像を見つけたので、途中まで模写で仕上げてみました^^
結局古壁は画像から結構違うものになりました…@@;
ええ、模写は苦手です。
ナルシスの向こうを歩くのは、左から、葵君・茜ちゃん・黒桐ちゃんです。
葵君=ロクジさん
茜ちゃん=八六さん
黒桐ちゃん=須藤さん
のお子たちお借りしました^^*
ニアミスミニ小説をつづきにUPです。
もう、wikiで読まれてると思いますが、ここにも記録しておくんですわい~。
【拍手お返事】
・ねふぁさん
石ではなく岩だと…w死ぬる~~ww
いや~、気に入ってくれたらもういくらでも描いてくれてもいいのよう~^^
って気のせいですってか@@;;ひど…w
あ、意外な性格って思って読まれてますか。誰だろう?やっぱナルシス?
3話目はこっちに事を運ぼうという天の指図がバレバレな運行なんですよね^^;ぐふ
完成したらビールvビールは嬉しいですが、投げつけなんですか@@ひど!
あ、ビールはサッポロ黒ラベルで。第3は駄目ですよww貰うのは高いのがいいのw
ありがとございました^^
・ぎんの字さん
線画コンの画像徘徊でですか~^^;美しく清楚な白鳥に混じってww
それは…なんとも珍妙なw
うん、ぜひ余力があれば、漫画にしたいですねvチドラw
白鳥なら、ナルシーよりもっと似合うお方がいるではないですか(笑)
そんなの勧めたら、仕置き部屋直行間違い無しですけどねw
・拍手ありがとうございましたv
【近況】
線画コン絵は、あともうすこし。
うん、あの背景が…自分でも埋没しすぎて何描いてんだか…?であります。。
花のチョイスを間違ったのかも。うん、塗り絵コンの時には季節もシフトするしね@@;
描きながらタイトルに悩んだり。
「はじらい」は恥ずかしすぎるから脳内でボツにした。悩むわ~。
普通にカップル絵で、今回手抜きすぎるね、っていう印象。
いつも塗ってくれる方に丸投げしますよろしくvのスカスカですけどね^^;
背景は線では現せれないんですもの。
母からは、今日も電話が来ました。
とりあえず自分でかけれたようでよかった。
ええっと、まず今日が何日かってのを説明することからはじまりました^^;
法事のイベントが終わったら、母さん何を楽しみにしたらいいんだろうってくらいの執着です。。
久々に品薄連絡がきたんで、黙々とネックレス作り…。首がイタタタ
【追記】
線画は完成になりました^^
【ニアミス】
「ヨシムネめ…。心拍上昇してるじゃないか!何興奮してんだ、アイツ…」
潜入捜査中のヨシムネから送られる心拍データをモニターで見ながら、参謀ハイドが険しい顔でブツブツ呟く。
本人が楽しんでやってるのは間違いないことなのだが、一人で潜入させている以上、何か手を打っておきたいところだ。
ヨシムネのことだからミスはないだろうが。
トントン…。
机を気づかぬうちに指で叩き、思案する。
「ナルシス。仕事をやる。ヨシムネが潜入してる近くで待機だ」
「行ったところで、来ないだろう?」
鏡を取ろうとしていたナルシスは、不服そうな顔を向けた。
一人で捜査に行き、一人現地解散のヨシムネなのだ。
どんな緊急時でも、決して頼ることのない性分ゆえに、ハイドの心配りは、いつもヨシムネには通じていない現状だ。
「いいから行ってこい」
「これからだと時間外になる」
「だから…?」
机に肘をつき、組んだ手に顎を乗せているハイドの、冷たい目がナルシスに注ぐ。
突き刺さるような目線の中、ナルシスは飄々として片手を差し出してきた。
「何だ、その手は」
「頼みは有料と決まってる」
「頼みと言うより、これは任務の一環だ」
「……」
眉毛のない無愛想な顔が、じーっとハイドを見据えてきて、色素の薄い目と見合うと嫌な心地になる。
「……ちっ。ほら、さっさと行って来い」
ピーン。
指ではじかれたコインがくるくると回転しながら空を舞い、パシリとナルシスがスナップをきかせて受け取った。
「これだけか?」
「街角でお茶を飲むには充分だろ。目立たない格好で行って来い」
コインをポケットに押し込むと、引き出しからバイクのキーを取り出して、ナルシスは部屋から出て行った。
「くっそう…。何でオレがポケットマネーを出さないとなんねえんだよ…。小遣いが…」
ハイドにとってはこれだけでも切実な額であった。
家庭持ちの悩ましさを部下知らずなのである。
独身のナルシスの方が、年下とは言え、管理職の自分よりも自由に使える金を充分に持ってるくせに…。
「あら、出かけたの?」
豊満なバストを見なさいと言わんばかりの服を着たリリノが、谷間バッチリの胸を揺らしながら優雅にやってきて、コトリと湯気のあがるお茶が置かれた。
一瞬見とれた目線を戻し、眼鏡のフレームを指で正す。
「どうも」
すぐに飲める適温。
苛立つ任務の間の清涼剤。
ゴクリ。
「ごふおっ」
口内にとどめておけないほどの激しい味わい。
鼻を突き抜ける異様な匂い。
いったい、何がどうなってこの味が出てくるのか。
どうやら今日のリリノはブラックだったようだ。
眼鏡の奥の鋭い目にも、思わず涙が浮かぶ、激まず茶であった。
ここは気の抜けない連中ばかり…。
ハイドは険しく眉間に刻まれた皺を、ため息をつきながら揉み解すのであった。
***
そんな経緯で、街角で待機中のナルシス。
さっそく貰った金でコーヒーを飲みながら、賑わう通りで平民を装っている。
レジスタンスの本拠地が近いせいもあり、まだ調べが進んでないため、顔も知らぬメンバーたちがいつもの通りを闊歩していく。
「ねー、葵ー!きいてよぉ。今度はパーフェクト間違いなしだよ!」
「やだ。何か嫌な予感がする」
「ねー、じーじ、できたら見せに来いって言ってたもーん」
「服が伸びるから引っぱるなよ~~」
まるで猫の子のように賑やかに歩く葵と茜の2人に、笑いながら黒桐が「葵君、ファイト」と声に出さず口を動かすだけでエールを送り通り過ぎていった。
今はどこで情報を収集されるかわからない。
開明堂を一歩出たら、その関係は秘密にしなくてはならないのである。
もちろん、昔からの知り合いである茜と葵は今更他人のフリなどしないのでありました。
***
「おーう、兄ちゃん、彼女に振られたか~?」
通りにまで席を出して繁盛してるカフェにたむろする男たちの一人がからかいの声をかけてくる。
近くに止めているため、気になっているのだろう。
「……」
複数の地点を設定してもらえばよかった、と思いながら、すっかり飲み終えてカラとなった容器を店のゴミ箱に投棄する。
すでに引き上げの時間はとうに過ぎている。
振られ男認定のまま、ここを立ち去るのは少々手痛いが致し方ない。
「ごめーん」
遠くからどこか覚えのある声が聞こえてきて、ついと顔を上げた。
「……」
高めに発声して見事に女の声になっているが、元の姿を知ってるためにげんなりする人物の登場である。
このまま帰ってしまいたかったとナルシスは思った。
ヒョコヒョコと足を引きずるような違和感ある歩き方で向かってくる。
綺麗に着飾り、思いがけず可愛い彼女の登場に、先ほどはやしたてていたグループが口笛を吹いたり賑やかとなる。
「来ないと思ったが」
「こんなに待たせてごめんね」
首を傾げて、うふ、とヨシムネは笑う。
「いよっ、お似合いじゃないか」
そんな声が聞こえてきて、2人は思わず彼らから死角に顔を向けると殺気だった顔となった。
しかし、そこはすぐに正す。
「ずいぶん、待った?私も急いできたんだけど~、靴ずれしちゃって…」
ぐす…、と芸達者なヨシムネの目に、うるると涙が浮かんだ。
元が男だとわかっているゆえに、首をしめたい可愛さだ。
本気で絞めてやりたくなる。
「じゃあ、早く乗れ。行くぞ」
「うん」
二人乗り用の長いシートに、ナルシスが座ってエンジンをかけると、ヨシムネはなよっとした動きで横座りした。
不安定な姿勢をカバーすべく、当たり前の仕草とばかりにペタリとくっつき、腹に腕を絡めてきた。
(…何してんだ…。殺すぞ…)
(こっちだって好きでやってるんじゃないッス)
幸せにな~と盛大に見送られるハメになり、愛想のいい顔でヨシムネは走り去りつつ手を振った。
「もう普通にしてろ」
「ふふふ…。どうッスか?このユノー社特製ボインの感触…。あーん、感じちゃう~?」
にやにやといじわるめいた口調で言いながら、にせもの胸を背中に押し付けてくるヨシムネである。
「…決めた」
「何が決まったスか?」
「今日はお前の命日決定」
「はあっ!?」
ギャギャギャギャと後輪タイヤを路面に擦るように振り回し、突然コーナーを乱暴にドリフトしながら曲がっていった。
「もう、アイツの迎えはいらねえっス!」
翌日、出社早々、ハイドに目を三角に尖らせたヨシムネの怒りの一声であった。
<おしまい>
以来、ヨシムネ君には警戒されちゃうナルシスでした。