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モリの洞窟

モリエールの妄想の洞窟へようこそ

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Art.Dolceというしゃちほこ堂さんのお店から連作がはじまって、それに便乗させてもらっておりました。
いつも自分のネタを描くので手一杯だったんですが、絡むことができて楽しかったですv
しゃちほこ堂さん、ねふぁさん、快い許可ありがとうございました^^*
ドーンと貼りますので、重いと思いますが、よければ続きからどぞーv


【お知らせ】
にゅとさんに描いてもらった妄想学園三人組の絵を、「おばあちゃんの店にて」の小話のおまけとしてUPさせてもらいました^^
さらに超小話つきになってますv
にゅとさん、ありがとうございました!

【つぶやきお返事】
・ねふぁさん
さっそく記事UPしてみましたvありがとうございます!
私の予想と合致しててより自信を深めました(笑)
あ、そうですか?中盤といっても、私6日から参加してますし^^
今回時間かかっているのと、そうでないのがほどよく混ざってますので^^;
耳かき御仁は9時間くらい、赤ちゃんも8時間。
メイド喫茶のは3-4時間、配達完了も4時間ほどなんですよ。
サンタは1日越えしましたけど^^;
そして時間かけてないのが評価高かったとか(笑)悩ましいw
ねふぁさんの評価、いいとこ当たってましたか!やっぱりそういう点になりますよ。
時間かけた絵は、総合点に散らばるので、いたしかたないかと。
企画の、しいペで描くつもりなんで、ちゃんと描けるか心配です@@
今からそれとなく構図考えておきます><

・ハリさん
いえいえ、ハリさんならチームにかなり貢献したはずですから大丈夫です!
そんな誉めまくりで照れますから///悶死させるつもりなんですね!
死神さんと二人きりで水遊び//おっほ
じめっとした洞窟で遊んでたら面白いでしょうね^^
きっとお待ちの返事がくるでしょうから、水遊びのは脳内妄想で楽しませてもらいますー^p^

・拍手ぽちっとありがとうございますv



はじまりは、しゃちさんがお仕事チームの第一枚目に開店したお店でした。
一枚目にUPした「耳かきサロン」が、そのお店のある通りにあるといいなと、ここで呟いてたら拾ってくださってて(笑)
ねふぁさんも、そのお店のスタッフに便乗して、パティシェ見習い志望の魔女子さんを描いたのですが、それぞれお店に組み込んでくださいました。

☆☆☆

「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」

菓子店アート・ドルチェがあるのはとある商店街の中。
通りに面した店から、応対の声が漏れ聞こえてくるのは日常のこと。

「あれ?店長?」

バイトを終えて店をでてきた売り子は思わず足をとめます。
なぜなら目の前には、普段なら店の奥でお菓子製造に励んでいるはずの店長が焦った様子で立っていたからです。
店長が手を伸ばしている高いところには、なんと、最近働き始めたパティシェ希望の魔女子さんがほうきに乗っているではありませんか。

「いや、配達は別の人に頼むからいいよ」
「大丈夫ですよぅ、まかせてください。ひとっとびで着きますから」

魔女子さんは自信満々、ヤル気満々の様子です。
一方では、何やら不安を感じて、店長は汗だくです。
閉店時間は近いけれど、通りにはまだ人の往来はそれなりにあるからです。
それに新しく雇った見習いが魔女だと、周りの店には言ってないのです。
店長は、もめて騒ぎになるのを恐れて、肩を落としながら、配達を頼むしか他に道はありませんでした。

「いってきまーす!」

音もなく滑るようにほうきは魔女子さんを乗せて、空へと上がっていきます。

「いっちゃいましたね…」
「大丈夫かなあ…」

暮れかけて、橙がかった空に、見習いの姿はすぐに見えなくなっていきました。

「ありがとうございました!」

ボンヤリと空を見上げていると、菓子店の自動ドアが挨拶の声とともに開きました。

「今日もありがとうございました」

その姿に、店長は丁寧な礼をします。

「美味しい菓子だったので、おみやげに」

にこやかな顔で、隣の耳かきサロンの人が一礼しながら出て行きました。

「今度、してもらいに行こうかなあ」
「店長がですか!!?」
「…駄目なの?」
「いえ…駄目ってワケでは…」

バイトの子は返事に困りました。
店の掃除で通りにいると、隣の店はよく見えてしまうのです。
女性客しかいないとか。
あのおしゃれな椅子で、店長が耳かきをされてる姿はどうにも想像できないバイトの子です。
でも、あの優しそうな人なら、間違っても断ったりはしないでしょう。
そう結論を出したものの、バイトの子は口をつぐみました。
些細なことでクビにされては困るからです。

「ひゃっはーーー」

その頃、魔女子さんは、天高く、通りの店が豆粒に見えるくらいの上空におりました。
昇りすぎです。

「目標、発見!」

デリケートなお菓子の配達だと言うのに、ぐるんぐるんのきりもみ飛行を加えながら、攻撃地点に向けて降下をはじめました。
風がビューっと耳元で叫びます。

目的地は、喫茶店です。
そこもおしゃれな通りに面していて、黒い街灯が夕暮れに合わせて灯りはじめております。
スピードをゆるめないまま、街灯を避けて店の前に降りていきます。
失念してましたが、この魔女子さん、着陸が大変ヘタでございます。

「わーーーー!!」

どっ
激しい衝撃の後、しっかりと瞑っていた目を、魔女子さんは開きます。
地面が遠いです。どういうことでしょうか。

「あ、あれ…?」

恐々と下を見たら、自分のほうき以外にも影が伸びています。
フリルを感じさせる影です。
スカートの足を上げてみたら、そこには、どうやら人がおりました。
やってしまいました。
こうなると、もう笑って済ますしかありません。

「あ、あはっ…。ご注文のお菓子でございますぅ…」
「……」

返事がありません。

どうやら、怒っているみたいです。
どうしましょう、魔女子さん。

☆☆☆


せっかくなので、物語風に仕上げてみました^^
しゃちほこ堂さん、ねふぁさん、どうもありがとうございました!

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