あなたを想う

毎年いつもこの日に想うことがある。

あの晩届いた無言電話は、お父さんからだったのかな…と。

きっとたくさんの伝えたいことがあったはず。

声に出すことも出来ず。

文字に表すことも出来ず。


かけることなんか出来なかった。

そんなことわかってる。

わかってても思ってしまうのだ。

あの晩、すぐに駆けつけて、一晩ずっと手を握っててあげたらよかった。

そしたら、こんなに悔いる想いは残らなかったんだろうか…。

まるで違う世界の夜明けだったあの日から、すいぶん時が流れて、



悔いはあるけど、今日は穏やかな一日でした。