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モリの洞窟

モリエールの妄想の洞窟へようこそ

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 Prelude
↑クリックで大きく見れます。

私が描いた線画をALICE さんが塗ってくれましたv

どうやったら、こんな深みのある色が出せるのか、綺麗な色に染まった空の下のふたりも、

背景に溶け込むように、シックな色合いで…ため息ものです///

人魚王子の鱗な部分の色が、まるで青銅のような不思議な色合いで、しぃのツールでこういう色ってだせるんだ…感嘆のあまりモニターの前で、口を開けて見入ってしまいました。

大人っぽい雰囲気が演出できるように、と塗ってくださったそうなんですが、

ムード出まくってます

背景も浜辺で、奥行きがあって、物語を感じちゃいますv

照らさせている光の表現も夕日の穏やかな照り返しになっていて、見ごたえのある一枚ですv


いやいや、本当に私が描いた線画ですか?

こういう風に私も塗れるようになりたいです…。道は険しいわん…

ALICE さん、こんな素敵な一枚に仕上げてくださってありがとうございましたvv

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こんにちはv

昨日、ようやく描きあげたチビッコキョーダイジャーの絵をVSに投下しましたv

一週間目にして、ようやくです。

ただ今同時進行中の三枚目に力を入れてます。

水彩とペンを駆使して、描画時間の割にはやたら工程数がいってます。

線画なしの絵で完成するか?と不安でしたが、女の子の顔がいい感じに仕上がってから、

割と順調に進んでいます。

昨日は一枚完成したんで、次なる絵を道場から移植しました。

VS板にすぐ移動してもよかったんですけど、二枚目がそこでいい感じに頑張れたんで、ゲン担ぎv

とはいえ、他の皆様も考えることは同じみたいで、流れが速いです。

2P目に流れる前に仕上げてしまいたいなあ。

お盆ネタであるんで、ちょっと急いで仕上げたいです。

どう塗っていったらいいのか、困り果ててますが。


今日も暑そうです。


オリンピック開催しましたね。

つい深夜番組を見ちゃって、寝たの三時でした(汗)

体操の若手選手の床体操、すごい格好よかった!

全力が出せるといいね。いつ試合があるのか、チェック、チェックv

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「また、時間稼ぎか…?星の子」

鎌を挟んで対峙しあう。

星の子のシールドを、呆れた様子で死神は見つめた。

「まぁ、その立ち直りは賞賛に値するがな。…星明りの加護もないこの月夜にいつまで持つかな…?」

「く…っ」

先ほどのダメージもあって、星の子が放つ光は揺らめく。

「ふん。倒れていればいいものの…。前の星の子は逃げたぞ。お前もそうすればいい」

「逃げた…?」

「知らないのか? まぁ、逃げたとは他の者には言えないよな…」

星の子は、他の星の子たちがささやきあっていたことを思い出した。

決してひと言も語らない星の子の話を。

口の重い星の子はたくさんおり、どの子なのかわからなかったが、空を照らすことも拒み、ただ天にはりついている星の子がいるという話であった。

任務に失敗して、それ以来、心を閉ざしてしまったのだという…。


逃げたことで、一緒に行動していた天使が犠牲になったのなら、悔やんでも悔やみきれない。

ましてや、自分の後ろにいる見習い天使は特別な存在なのだ。

はじめての任務で運んだ小さな天使。

そして…凍てついた心に笑顔を戻してくれた。

笑い方を忘れ、泣き続けて空虚となった星の子の心に光を与えてくれた大切な存在なのだ。



『お前に…、二度目の任務が与えられた』

『本当ですか!相方は誰です?』

呼び出されて向かった天使の館の一室で、星の子は上官の天使さまと向き合っていた。

元々楽しそうにしている方ではないのだが、今日は一段と曇った顔つきをしていた。

『お前がよく知ってる子だ。紫の瞳の…』

『オデコちゃん?』

ため息をつくように上官の天使は目だけでうなづく。

『よかった!あの子と一緒なんて嬉しいなぁ』

『…まだ早い…、私はそう進言したのだが…』

『何で、そんな厳しくするの?ツリ目ちゃん…』

つい以前の呼び名で呼んでしまい、上官の天使さまはジロリと不快な目線を送った。

『あの子は不器用で…失敗ばかりだ。何度もチャンスのない任務を失敗してしまったら、あの子が困る』

『相変わらず、心配性だね。君だって、あの時はじめてやって、キチンと任務をし遂げたじゃないか』

『…いつまでも、そばに置いておきたいんだね、ツリ目ちゃんは』

上官の天使さまは、かつて一緒に任務についていた星の子をじっと見つめる。

『共に迎えに行ったお前ならわかるだろう…?想いが伝わって天使となったあの瞬間を…。あの祝福を…』

『…忘れてないよ、もちろん。でも、ボクは君がこんな運命を選び取るとは思わなかったよ…』

『すべての運命が決まったわけではない。私の祝福を受けた天使の行く末を見届けたくなった、それだけだ』

『まさか、あんなにおっちょこちょいとは…ビックリしたけどね』

『…この私の祝福を受けた子が、あんなに失敗ばかりとは…』

星の子は今まで目撃してきた数々のことを思い出し、クスクスと笑い、上官の天使も苦笑いを浮かべた。

『あの子を頼む…星の子…』

『まかして』

『…でも、もう一度進言してみるつもりだから、変更になるかもしれないが…』

『ええっ!』



一度目の任務は、星の子に希望を与えた。

天使が生まれる瞬間は、胸がかきむしられるほどの苦痛を感じたけれど、小さな天使の愛らしさに二人で見入ったものであった。


自分を知る者が命を終えるまで、住んでいた街の上で泣き続けたあの日々。

記憶を持ち続ける苦しみ。

そのすべてから許される。



星の子はなかなか回ってこない二度目の任務を待ち続けていた。

任務を待つ星の子はたくさんいて、早々に順番は巡っては来ない。

星の子は、指導員となった目のつり上がった天使の様子をたまに見にいった。

皆が選び取る道を選ばず、その道を選んだ天使は、位を授かったことでグンと成長した姿となっていた。



ちょうど、こっそり窓からのぞきこんだ時、上官の天使が見習いの天使に小言を言っているところであった。

人より面積の多い額に、ビシリとデコピンを食らわすのをしかと星の子は見た。


しばらくするとその見習い天使が、星の子が浮かんでいる下の茂みに、おでこを押さえて駆け込んできて、しゃがみこむなり泣き出した。

ふえ~ん、とか、ほえ~といった奇声が聞こえる。

しきりに反省の言葉が聞こえて、謝罪の言葉となっていって、

『二発も打つなんてヒドイっ!!』

文句で締めくくられた。

両手をばたつかせて怒る姿はかわいいやら、おかしいやらで、つい吹き出してしまった。

『誰っ!?』

振り返った顔は泣きすぎて真っ赤で、それよりもおでこの赤さは一段と目立った。

見覚えのある紫色の瞳。

そしていやに広いおでこ。


あの日運んだ小さな天使の成長した姿がそこにあった。



オデコちゃん、君は知ってるだろうか…?

心のどこかがいつも凍っていたボクに、君は心からの笑いを教えてくれた。

表情豊かな君を、見てるのは楽しかった。

からかうのは、もっと楽しかった。



君のように、笑ったり、怒ったり出来てたら…。

こんなことにならなかったのかもしれない…。


運命の扉をくぐれたら…、

ボクは、君のように…。


失敗に泣いても、他の見習い天使に陰口をたたかれても立ち向かう、君のように強くなりたい。



「ボクは、ボクは逃げない!」

「そうか…? もはや、限界といった感じに見えるがな」

星の子のシールドは光を失いつつあった。

「では、目の前で天使が狩られるのを見ているがいい!」

「…させるもんか…、させるもんかっ!うあああああーーーっ!!」

力が尽きかけたはずの星の子の体が突如まばゆい光を発した。

「なっ、何だ、この光は。まさか…、まさか、お前、魂を燃やしている…?」

「うあああああああーーーーっ!!」

光は辺りをも明るく照らした。

何が起こっているのか、見習い天使は小さな天使を抱えて座り込んだまま、星の子の変貌に驚愕の表情で見入っていた。

一瞬、小さな星の子の体に、手足の長い少年の姿が重なって見えた。

鳶色の髪を揺らめかせて、両の手を伸ばしている真剣な表情の少年の姿が。

まばたきすると、その姿は掻き消え、いつもの星の子の姿だけがあった。

星の子の体の中心には、まるで太陽のような炎のような揺らめきが見える。

直視できないほどにまぶしく、目がつぶれそうなほどの光の量であった。

「星の子が…、まさか…、心の弱い、星の子が…」

「ボクはもう、逃げないんだーーーーっ!!」

勇ましい、絞るような星の子の叫び声と同時に光は増した。

星明り色ではなく、まるで夕日のような鮮やかな色の光が体の中から広がっていく。



ピキ。


硬質な異質な音が聞こえた。

それは星の子から聞こえた。

内側の光に透ける体は黒っぽく見えた。

その内側に届くような深い亀裂が何箇所にも渡って入っていた。

「ほ、星の子…?」

恐ろしい光景に見習い天使は息を飲んだ。

熱をともなうその光に、色白な死神の顔の皮膚はただれて、苦痛に顔を歪めた。

優位に立っていた死神が、はじめて恐れを顔に浮かべた。

「くっ」

うめき声を漏らして、死神は気配を絶った。

対峙する相手を失った星の子は光を失くし、ドサリと地面に音を響かせて落ちた。

 

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こんばんはv

煮詰まってます。

ずいぶん線画状態のネタを描いたんですけど、なかなか伸びていかない工程数と時間(苦笑)

VSの途中保管絵のうち一枚は、何となく続きを描いたら進めそうなんで、ちょっとづつやってます。

…なにぶん、あまり練習もしてない線画なしの絵に挑戦してるんで、

ちゃんと出来上がるのか、実に怪しいです。オホ^^;

今日マルチに移動したのは、背景に煮詰まってます。

人物は細かいところを直していけばいいんでしょうけど、背景はどうも苦手です。

アスファルトの質感ってどう出すの?

ぐはっ★

まだ、以前よりレイヤーの使い方を理解してきたんで、まだ前よか手際がいいんですけどね^^;

テキスト板での質問で、レイヤーの話が出てましたが、

実はつい先月まで、レイヤーは圧縮して出たものしか使ってなかったんです。

余分なのは最後に削除すればよかったんですよね^^;

いつも、動画を見るとだいたいレイヤーは3枚の絵師さんが多いので、自分も習ってきたんですけど、

何ていう時間のかかる一発勝負をしてたんだ、私は!

と、先月あたりに気がつきました←アホ発見★

いつも、どうやってこの絵を攻略しようか、と編集ページから絵を見てることの方が多かったです(笑)

背景も描かないといけないし、線画と色を合わせちゃうと、後で困るし。

考えてみたら、よく今まで描いてたなと(笑)

恐ろしい。

ちなみにVSに投稿した『痛いの半分こ』は5枚くらいかな?

普段、練習板に投稿してるのはよっぽどスピード感を出すのに、線画の上に塗るのを除けば、

大抵3枚のままですね。

背景、人物の色、線画。

半年以上やって、少し進化を遂げたモリですが、

はてさて、煮詰まってる塗り絵、どうしましょう…。

アニメ塗りに毛が生えた程度の厚塗りじゃ、なかなか輝けないみたいです^^;

それか、あと残りの期間に、もんのすごいネタでも降臨してくれるといいのだけど…。


それにしても暑い一日でした。
本州の異常気象はものすごいですね^^
皆様のおうちは大丈夫ですか?

では、おやすみなさい。

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くだものを実らせた枝が風に揺れる。

ザワザワという葉音があちこちから聞こえてくる。

見習い天使は、大きな鎌を持ち自分と向き合う死神の姿に息を飲み込んだ。

そして少し離れたところでは、星の子が仰向けで身じろぎもせずに地面に臥したままであった。

この窮地に、見習い天使は怯えるばかりであった。

死神は圧倒的な力を持っていて、無力な自分が到底太刀打ちできる存在ではない。


それでも。

この腕の中にいる温かで小さな天使を引き渡すことはどうしてもできない。

「決まったかな?天使よ」

「わ、わ、私は…、天使じゃありません」

「は? 何だ急に…。その風体で天使じゃないなら、一体何だと言うんだ」

「まだ…、ただの、み、見習いです。だ、だから、天使じゃありません」

「…お前の階級など知るか。天使に違いないだろ。天使とは頭に光の輪をいただいてる奴らを言うんだからな」

見習い天使は腕の中の小さな子を見つめた。

一度は光が薄れた天使の輪は、今は金色に輝いている。

「じゃ、じゃあ、この子は天使です。え~と、魂じゃないです」

「ああ?」

「ほ、ほら、ここに…、あの、天使の輪が光ってます。だから、この子は天使です」

トン。

死神は呆れた様子で、鎌の柄で地面を打つ。

大きな音ではなかったが、恐れながら対峙している見習い天使は思わずビクリと体を揺らした。

「では、お前がその魂を天使というのなら手を離してみろ」

「手を…?」

「手を離して、魂に戻らなかったら諦めてやろう。どうだ?」

見習い天使の脳裏に、死神が現れる直前の星の子とのやりとりがよぎった。

手を離せば…この子は魂に戻ってしまう。

ひどく時間の流れが遅く感じるけれど、さほどあれから時間は経ってはいない。

見習い天使は返す言葉に詰まった。

「早く手を離せ」

「えっと…。む、無理です」

「…何だ、コイツ。何か調子狂う…」

やりとりに呆れきった死神がボソリとつぶやく。

怯えて強張った見習い天使の顔を苦々しく見つめた。

「もういい。お前の返答を聞くのは面倒だ。さっさと奪うまでよ」

「ひゃあ!」

鎌を構えて向かってきた死神に、見習い天使はあわてて近くの木の後ろへと身を寄せた。

振るわれた鎌は白い光を引いて、その木を切り落とす。

幹が倒れかけた瞬間に、見習い天使は小さな天使を抱えたまま隣の木へと向かう。

「何だ、結構、素早いではないか。てっきり天使の中でも落ちこぼれだと思ってたぞ」

言い捨てると、さらに鎌を振るう。

木は確実に切られて傾き、たわわに実る赤い実を揺らして地面に倒れていった。

倒れてゆく木からすリ抜けた見習い天使はその実を拾うと、死神に向けて投げつけた。

死神は届いた実を鎌の柄で払い落とす。

「ふん。こんな攻撃、私に有効と思ったのか?」

「だって、他にできることなんかないんだもん!」

見習い天使はまた別の木の後ろから叫ぶ。

「天使なんてそんなもんだろう。存在に意味なんてないんだ。価値があるのは魂としてだけ」

見習い天使は夢中で転がっている実を拾っては投げつけた。

けれど、ほとんどが検討違いのところに飛んでいった。

「何でそんな言い方すんのよ!」

悔しくて涙声で見習い天使は投げつけながら叫ぶ。

「事実だからだ。その無垢な魂こそ利用価値がある」

「なっ、何に使うのよ!」

「狩った魂で作り上げたお人形さんの器に…丁度いい」

ニヤリと笑い、死神は言葉を繋ぐ。

「無垢な魂は雑多な魂の集合体を一つにまとめる優秀な材料なのだ」

「…材料…?」

「そう、材料だ。だけどね、めったに手に入らない。それはお前たち天使が気づかぬうちにさらって行くんでね」

「私のお人形さんのひとつが、そろそろ駄目になるころだったから、すぐに利用してあげるよ」

「いやっ!!この子をそんなのに使わせないっ!!」

「ギャーギャーうるさい落ちこぼれ。恨むなら、自分の失態を恨め」

「だが…、無力ながらその粘りは大したものだ。そこで寝転がってる星の子と違って…」

「星の子…?」

死神は冷笑をたたえて、星の子を見やる。

星の子はピクリと体を振るわせた。

「魂の格が違う。前に狩った天使は、最期まで譲らなかった。さぁ、お前はどうかな?」

たくさんの涙に送られて生まれた天使。

涙に暮れていた母親の姿が浮かぶ。

小さい温もりを見習い天使は抱きしめる。

「絶対、絶対この子は渡せない!渡さないもん!」

「よく言った。ならば滅せよ!」

月を背に向かってくる死神の姿がひどくゆっくりに見えた。

大きな鎌の鋭い穂先が白く光る。



目を見開いて固まる見習い天使の前に、まるで流星のように星の子が現れ、死神とぶつかり合った。

 

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